昨年2月の親鸞会(定例法話会)に続き、2回目のご縁です。博多の萬行寺さんは、明治の名僧、七里恒順(しちりごうじゅん)和上(わじょう)のお寺で、当時は、九州一いや、日本中から和上に会いに人々が集ったという由緒あるお寺です。お寺のそばには、数十件の旅館が出来ていたというほどです。
七里和上は、「念仏しなされや」といつもおっしゃていらしたのです。
3日間、お話しさせていただきました。
⇅ 素晴らしい本堂、内陣
以下は、有名なエピソードです。
ある夜、恒順師の寝室へ強盗が押し入り短刀を突きつけ、「金を出せ」と迫った。まじまじと自分を見ている師に、薄気味悪くなった泥棒。「早く出さぬと、殺すぞ、殺すぞ」とうろたえる。「金は、床の間の文庫の中にある」 静かに師が答えると、文庫をかかえて慌てて立ち去ろうとした。「待ちなさい」「何か、用か」 睨みつける犯人に、おだやかに師は言っている。「実はその金はのう、仏さまからのお預かりものなんだ。本堂へ行って、一言お礼を言ってから帰りなされや」 威徳に打たれたのであろう。 泥棒は素直に本堂へ行き、頭を下げて帰っていった。 やがて師に、警察から呼び出しがあった。 あの犯人が捕らえられたのである。「金品を盗られたのなら、すぐに届けてくださらないと困ります」「いや、私は盗られた覚えはありませんが……」「貴僧はそう言われても、犯人がハッキリと白状しているのですから」「それは何かの間違いでしょう。確かにある晩、金がほしいと言ってやってきた者はいた。だが、その人には仏さまにお礼を言って帰りなさいと、与えはしたが盗られたのではない」いかめしい警官と、さわやかな問答が交わされたという。刑を終えて出所すると聞いた師は、「因縁のある男だ。私の寺に会計係がいない。ちょうどよい、働いてもらおうか」と身受けしている。 感激した彼は立派に更正し、生涯一度のミスも犯さなかったといわれる。
僕の師、無着成恭師は、おっしゃいます!
「みかん箱は、みかんか?箱か?」 「腕時計は、腕か?時計か?」 では、、、「人間はヒトか?間か?」
ヒト(サルとイヌと同等)は、間に入って「人間」になります。どんな仲間に出会い、成長するか?
教育、特に宗教教育が大切!人格形成、大人、、、人間になるには、どんな仲間、師、ご縁に会うかです!
お寺は、そういう仲間や、み教えに出会う場所です!
⇅初日の皆さん⇅
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⇅ 2日目の皆さん ⇅
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以下は、最終日5月15日(月)です。
平日にもかかわらず、日に日におまいりの方が増えて、有り難いご縁でした。
↑手前は、明蓮寺ご住職さま。
⇅熱心な皆さま。↑右の作務衣の方は、浄土宗僧侶、西さま。
↑右の紳士は、88歳総代さん、元少年飛行隊員。「あと少し戦争が伸びていたら、私はここにいなかった。戦争は絶対にいけない」とおっしゃいました。お顔つやつや!お元気!!!
↑婦人部の皆さま
↑ご住職さん、次男さんの奥さま、お母さま(坊守さん)、ジョーユーと次男さん
3日間、楽しく、ちょっと熱く語りました!
住職さん、皆さん、ご縁をありがとうございました!
合掌~なあむ~合笑
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日下部志麿 (土曜日, 20 5月 2017 20:49)
楽しいひとときでした。
またのご縁を心待にしています